3回目の成人式に寄せて
子供の頃から変わらない音楽への憧れを胸に、
ただただ音楽を追い求め、
音楽に打ち込み続け、
気が付けば3回目の成人式を迎える齢になってしまいました。
音楽は私に、生きることの意味、その全てを教えてくれました。
しかし、それ以上に、
恩師、楽友をはじめとする、素晴らしい人々との出会いという、
何にもかえがたい、かけがえのない宝を、
私にお恵み下さいました。
この度、楽友の皆様のお力添えを得て、
このような晴れがましい舞台を迎えるに当り、私は
「アンサンブルとは共に生きること」
「音楽をやる前にまず人をきちんとやりなさい」
という恩師の教えを、あらためて噛み締めています。
人間をちゃんと出来ているか、
それはまだまだ道半ばと恥じ入るばかりですが、
この演奏会の響きの中に、音楽の素晴らしさのみならず、
音楽がもたらして下さった人の交わりの温かさ、
そして私の、
熱い感謝の想いをお感じいただけましたら幸いです。
竹下正登
profile
Personal Profile
フルート/リコーダー/指揮/作編曲
竹下正登(たけした まさと)
東京都出身。
フルート及び指揮法、音楽理論を故熊崎義章、故青木健、青木友子、故齊藤賀雄、故吉田雅夫の各氏に師事。
東海大学文学部卒、社会心理学及び心理学諸理論を故入谷敏男、故林貞子らの各氏に師事。
故吉田雅夫氏より高い評価を受け、卒業後はフルート奏者、指揮者、作編曲家として各地にて活躍。
現在、アムノルドフルートアンサンブル(北海道)/オリジェムフルートアンサンブル/目白古典プレイヤーズ《森の匠》/NBDコンサート・バンド/アンサンブル駒込の音楽監督、株式会社フルートパーク タニテック代表取締役・音楽監督、株式会社ミヤザワフルート開発演奏家、株式会社プレスト講師を務める。
2013年には伊勢神宮との縁で歌曲「忘れていたら思い出してね」を発表しCDをリリース、2014年には伊勢神宮にて奉納演奏を行う。
また、フジテレビ「悪魔が来りて笛を吹く」、テレビ朝日「キス濱ラーニング」「キス濱ラーニング2」「中居正広のミになる図書館」、テレビ東京「さぁ!はじめましょ」等、ドラマやバラエティー番組でも活躍。「ザ・フルート」誌等への執筆も行う。
2015年には東京サマーランド わんダフルネイチャーヴィレッジ「村の合奏団」の楽長に就任、施設内音楽を制作しCDをリリース、2017年には東京都檜原村をイメージした「山吹のかをり」を含む、秋川流域を描いた新しいアルバム《秋川組曲》をリリース。
2016年秋には長野県飯島町を描いた《組曲 飯島》を発表し、飯島町より親善音楽家に任命される。
また、北海道美幌町におけるアムノルドフルートアンサンブルの地域に密着した音楽活動による功績が高い評価を受け、2013年には北海道美幌町観光物産大使に任命される。